クアラルンプール国際空港でトランジット。使い心地はどう?
マレーシアの玄関口と言えば、クアラルンプール国際空港(KLIA)。故・黒川紀章氏が設計に携わったという空港ですね。トランジットで利用する方も多いでしょう。
今回は、クアラルンプール国際空港で何度もトランジットで利用しているというBさんの体験談をご紹介します。
広くてキレイなターミナル
クアラルンプール国際空港を初めて利用したのは2013年でしたが、当時はトランジットだけとはいえスペースは狭く、設備もお店も少なかったため、今から思えば何であんなに貧相だったのだろうと思います。
その後、2014年に再度トランジットで利用しましたが、そのころには新しいターミナルがオープンしたようですべてが新しくなっていました。
現在もトランジットの際は同じターミナルを利用していますが、建物は広くキレイで、設備もベンチ、冷水器、コンセント、トランジットホテル等、最低限ではあるものの揃っています。
サービスや設備について
両替所、レストラン、カフェ、コンビニなどもあり、一部の店は24時間営業もしていますし、マレーシア料理はもちろん、ハンバーガーやフライドチキン、中華料理やインド料理、インドネシア料理などもあったので意外といろいろな料理が楽しめます。
レストランやカフェの数もかなり多く、出発前の待合室近くにも必ずあるので食べるのに困ることはほぼありません。
値段は日本並みなのでマレーシア国内の店に比べて高い印象はありますが、味・サービスともに良好です。ただ、マレーシアがイスラム教徒が多い国であるためか、豚肉が入った料理はほとんどありませんし、日本料理の店もありません。
しかし、中でも一番大変なのは、ベンチが5人掛けで各席に手すりが設置されているタイプなので横になれないことです。
なので、私自身もイスに座ったまま前屈みになって眠ります(当然眠りは浅いです)し、欧米やアジア各国から来たであろう人たちの中には床で雑魚寝する人も結構います。
コンセントも各国共用タイプではなく、マレーシア仕様のみなのも地味ですが不便です。
また、「スポーツラウンジ」と書いてあったのでどんなところかと思って見に行ってみると、サッカー等のスポーツ中継がモニターで放映されているスペースでした。映画用のモニターもあり、そちらではFOXチャンネル等が放映されていました。
ここには一人用ソファがいくつかありくつろぐことはできるのですが、比較的利用者が多く競争率が高いのと、声が小さいのかほとんど聞こえないのが難点です。
一晩過ごす程度なら問題なし
他には、マレーシア国外からのブランドショップ、マレーシアの伝統柄のシャツや観光名所の置物等があるお土産屋、タバコや酒類などを扱う店もありお土産を揃えるのにも便利です。
クアラルンプール国際空港はトランジットでおそらく一番利用している空港ですが、かゆいところに手が届かない面も少なくはないものの、とりあえず一晩過ごす分には大きな問題はありません。
お金に余裕があればトランジットホテルに泊まるのも一つの手ですが、私の場合は、6時間で日本並みの料金を払うくらいなら空港のトランジットエリアで過ごしても良いというタイプなのでしばらくは縁がなさそうです。