世界遺産知床を五感で体感できるウトロ!温泉とグルメを満喫
2005年に自然遺産としてユネスコに登録された北海道にある知床半島は、山の地形が海風を陸地に呼び込まないので、海岸のすぐ近くでも広葉樹が生い茂っています。
そのため、海ではシャチやクジラ、山では鹿やヒグマ、川には鮭が遡上してくる、海の生き物と山の生き物が食物連鎖でバランスよく生存している珍しい地域です。
そんな世界遺産知床をすぐ近くで体感するなら、夏にしか訪れることのできないウトロがおすすめです。
絶景!!美しい夕日と広大な海
世界遺産の登録の前から、ウトロは美しい夕日が見られる観光地でした。
独特の地形のため磯臭さのない海は一日中眺めていても見飽きません。
特に、ウトロと斜里町を結ぶ、国道334号線から眺める海は広大で、透き通っているのに深い青には心が癒されます。
ウトロで宿泊する場合は、ホテルでレンタカーやレンタルサイクルの予約をしておくと、海沿いの国道の景色を満喫できます。
ホテルから斜里町方面に車で20分程度のところにある喫茶店「コーヒーと食事と海と」で一休みすると、家庭的な味の定食とコーヒーが味わえます。
長期滞在の予定であれば、ホテルのコンシェルジュに海洋生物を船から見るクルーズの予約を頼んでおくと世界遺産を満喫できますよ。
シャチやイルカと海岸を歩くヒグマを堪能したい方は短時間のコースで3時間程度のクルーズがおすすめです。
7時間程度の長時間コースもあるので、クジラを見たり、知床半島の地形と自然の様子を堪能できますよ。
知床温泉で癒やされる
ホテルには知床温泉が湧いています。
泉質は重曹食塩泉がほとんどで、サイクリングやクルーズで疲れた体を癒してくれます。
ウトロの光陽台にはキャンプ場があり、公衆温泉が利用できるので便利です。
この光陽台はどのホテルに泊まっても徒歩で10~15分程度の場所にあるので、夕日を見にぜひ足を運んでください。
ホテルから見る夕日とは違って、人が少ないので広大な絶景で夕日を満喫できます。
ウトロのグルメ
このウトロでしか楽しめない特産品のコケモモのジャムやデザートはお土産としても人気です。
観光スポットのゴジラ岩の近くにある世界遺産センターに併設された道の駅でコケモモのアイスが販売されているのでぜひ味わっ下さい。
コケモモは地味に感じるかもしれませんが、自然の甘みと控えめな酸味が健康的な味わいに感じます。
また、地元の方に人気のラーメン店「波飛沫」は世界遺産センターから徒歩で10分程度です。
濃厚な白濁スープにつかった太めの縮れ麺と厚切りのチャーシューが最高です。
ラーメンはボリュームがあって食べられないといった小食な方には、子どんぶりのチャーシュー丼もおすすめです。
肉厚でジューシーなのにするする口に入っていくおいしさは、一度食べると忘れられなくなりますよ。
そして、波の音を聞きながら食べられるラーメンは、ここ「波飛沫」くらいしかないのではないでしょうか。
ラーメンでも特別な思い出ができます。
ウトロへのアクセスは、札幌からは都市間高速バスで約7時間ですが、女満別空港から斜里バスを利用すれば約45分でウトロに到着します。JR知床駅からは斜里バスで約60分です。
遠い北海道の果てですが、自然の中でゆったりと時間を過ごせて、海と夕日がきっと心を癒してくれますよ。
ぜひ、一度は世界遺産知床に行ってみてくださいね。