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鎌倉の町を歩いて散歩の楽しさを実感!鎌倉文学館・長谷の大仏へ

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私の所属している某市の視覚障害者福祉協会では、毎月第3日曜日に有志を募って「歩こう会」が行われています。日頃から出不精になりがちな視覚障害者を外に連れ出してくれて、散歩の楽しさを味わわせてくれる楽しい会です。

昨年5月の日曜日にも、鎌倉文学館や長谷の大仏を訪ねてきました。

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まずは川端康成邸へ

小田急線町田駅から電車に乗り、藤沢駅で江ノ電に乗り換え、江ノ電由比ヶ浜駅で下車します。
駅から車歩道一体となった小道を20分ほど歩くと、故川端康成邸があります。

川端邸は、木造平屋建ての和風建築に、天井の高い吹き抜けの洋風建築の様式を取り入れた、瀟洒でモダンな佇まいをしています。
この川端邸に隣接されているのが鎌倉文学館ですが、川端邸とは異なり2階建てです。

鎌倉文学館


鎌倉文学館には、明治以降近代文学作者のうち、鎌倉に縁の深い文士100人の遺稿や肉筆の原稿、書簡などが所蔵されており、ガラスケース越しに閲覧することができます。

文士の著作物の傍らに、その文士と鎌倉との関わりを記した解説が書かれており、文学にそれほど造詣のない私にも、分かりやすく教えてくれます。古くは、二葉亭四迷、正岡子規、与謝野晶子から現代文学の野坂昭如まで、多くの文士達が鎌倉の地を愛し、創作に勤しんだ事を知ることができました。

文学館の敷地内には広い庭園があるので、芝生に座って休むこともできます。
私たちは、傍らの売店で飲み物を買って昼食を摂りました。

イングリッシュガーデン様式のバラ園

昼食後は、庭園の片隅にあるバラ園を散策しました。
猫の額ほどの狭いスペースの中に、数十種類のバラが植えられ、顔を近づけ香りを楽しむことができます。

しかし、バラはあまり強く香る花ではないので、顔を近づけ過ぎた私は、顔や腕に棘を刺さって痛かったです。

迷路のようなイングリッシュガーデン様式のバラ園を抜け、文学館の門を出ると、どこからかバッハの弦楽四重奏が聴こえてきました。
どうやら、楽士たちが小ホールでコンサートのリハーサルをしているようでした。

長谷へ向かう町並み

風薫る五月、暖かな日差しと文化の香りに包まれながら鎌倉文学館を背にして長谷に向かいました。

長谷の大仏は、鎌倉文学館から西へ2kmほど歩いたところにあります。

鎌倉の町は元来、一方を海・他方を切り落としの崖や谷戸に囲まれた起伏のある町並みです。
坂と階段が多く、静かで穏やかな時間の流れを感じる町です。

由比ヶ浜から鎌倉文学館までの道すがら、鶯や雲雀のさえずりを聞くこともできました。

長谷へと向かうにつれ、そうした穏やかな雰囲気は徐々に喧騒へと変わっていきます。
長谷駅に近づくと観光客相手のみやげ物屋や食べ物屋が増え、人混みを掻き分けて歩くようになりました。

白杖を振って歩くのが難しいため、ボランティアを先頭に一列になって歩きますが、行き交う人々に何度かぶつかりながらも、ようやく長谷の大仏に辿り着きました。

大人気!!長谷の大仏

入場門の前は長蛇の列で、周囲からは外国語が聞こえてきます。
アメリカやカナダ、オーストラリアなどの国々では、教科書で紹介されているのだそうです。

長谷の大仏は野外の建立物として有名ですが、元々の姿は奈良の大仏同様、社殿で覆われていたそうです。
それが大津波で社殿が流され、現在の姿になったそうです。

社殿の土台となった敷石は、今も大仏様の周囲に残されています。
大仏様が履いたとされる大草鞋を触り、大仏様の内部を歩く胎内巡りを終えた後、帰路につきました。

月に一度ではありますが、私はこのような散策を楽しんでいます。
仲間とおしゃべりしながらの散策は、気分もリフレッシュしますし、外へ出る楽しみも倍増しますね。

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