地獄谷野猿公苑:雪をかぶったお猿さんを見ることができる観光スポット
みなさんもテレビなどで、雪が降る中、頭にちょこんと雪をかぶりながら温泉に入る猿の映像をご覧になったことがあるのではないでしょうか?
よく見かける映像ですが、どこで見ることができるのかご存じない方は多いでしょう。
お猿さんを見ることができるこの人気スポットは、長野県にある地獄谷野猿公苑という場所にある温泉です。
地獄谷野猿公苑とは?
地獄谷野猿公苑は、長野県下高井郡山ノ内町の地獄谷温泉にあります。
ニホンザルの保護と観察を行っている公園です。
猿と人を分ける柵などもないため、より自然に近い形で誰でも簡単にニホンザルを観察できる施設なのです。冬場に猿が温泉につかることで国際的に有名な観光地ですね。
温泉に入浴するのは、子猿とメス猿だけとか・・・
オス猿は、毛が濡れることで体が小さく見えることを嫌うそうです。
地獄谷野猿公苑の猿は、人間が見ていても全く気にすることなく入浴します。
その姿がなんとも愛らしく、見に来た人を魅了します。
餌付けはされていますが、地獄谷野猿公苑に猿が訪れないこともあります。
そんな時は近くの山で餌を探したりしていたりするそうですよ。
地獄谷猿公苑を訪れる際の注意事項
地獄谷野猿公苑は、それほど広くはありません。
ニホンザルの生態を観察する施設ですが、温泉に入るニホンザルを見たいと冬に訪れる方が多く、駐車場は混雑して満車状態。
公共交通機関を利用する方が良いでしょう。
長野電鉄の電車、バスの乗車券と野猿公苑の入苑料がセットになった便利でお得な「スノーモンキーパス」もございます。
長野電鉄:http://www.nagaden-net.co.jp/
長電バス:http://www.nagadenbus.co.jp/
長電タクシー:http://www.nagaden-net.co.jp/taxi/
それでも車で訪れようとする場合には、ダイヤチェーン・スタッドレスタイヤなど、滑り止め対策は必須となります。常に積雪や凍結があるため、スリップ事故も多いです。
12月1日から3月末までは、渋温泉から地獄谷駐車場の道路は閉鎖となり、一般車両の通行ができなくなります。
予約制で土日祝日のみ運行している「スノーモンキー観にバス」を利用するのもいいでしょう。
駐車場以外の場所に車を止めるなどの迷惑駐車は絶対にしないようにしましょう。
では、実際に地獄谷野猿公苑のお猿さんを見てきたというPさんの体験談をご紹介しましょう。
長野の地獄谷猿公苑で猿に癒されて
地獄谷野猿公苑は、最近では外国のメディアなどでも続々と取り上げられ、世界各国から観光客がやってくる人気スポットのひとつになっています。
私も前々から気になっていたこともあり、2015年の11月にここを訪れてみました。
最寄駅は、長野駅から電車で1時間弱ほどの湯田中駅です。
湯田中駅からは20分ほどバスに乗って上林温泉口で下車します。
そこからまた30分ほど歩き続けると野猿公苑に到着します。
上林温泉口から野猿公苑の入り口までは緩やかながらも長めの上り坂になっているので、足の悪い方やご年配の方はあらかじめ湯田中駅からタクシーを利用した方が安心かもしれません。
また、入り口から切符売り場のある入場口までは崖のように切り立った道を延々と歩くことになります。雨の日や雪の日は十分足もとに気を付けてくださいね。
少し大変な道のりですが、実際に温泉に入っている猿を見た途端、あまりのかわいさに疲れも吹き飛んでしまうはずです。気温が高い日などは猿が温泉に入っていないこともあるようなので、行く前に事前に電話で問い合わせてみるといいかもしれません。
近くには人が入れる露天風呂もあり、運が良いとお猿さんがお風呂に入って来てくれることもあるようです。