まるで秘境!?黒川温泉の独特の雰囲気はアジア系外国人に大人気 (口コミ・体験談)
黒川温泉って、ご存じですか?
九州にお住まいの方や温泉マニアの方でもなければ「??どこそれ?」とお思いになる方も多いのではないでしょうか。
黒川温泉は熊本と大分の県境の山奥にある温泉郷です。
(住所としては熊本県だそうです)
温泉街いったいが、まるでひとつの旅館のような温泉街です。
タイムスリップしたような感覚になる温泉街
まっぷる、るるぶ等のトラベルガイドでは「由布院・黒川」と一緒くたにされちゃうケースが多いのですが、近年のインバウンド観光客の増加により「ザ・観光地!!」という風情で賑々しい由布院に比べ、黒川温泉は「山奥に突然現れる秘境の温泉地」といった雰囲気です。
温泉郷を「観光地」として考えたとき、黒川温泉のような秘境感は他では味わえないのではないでしょうか。
いわゆる近代都市的な設備(駅やスーパーなど)がなく、街を行き交う人は多くが浴衣に雪駄。
まるで明治大正のころにタイムスリップしたような感覚が味わえます。
アジア系観光客に人気
日本では知名度の低い印象ですが、独特の雰囲気が外国に紹介されたのか、私が訪れた2017年にはアジア系(特に中国・台湾・韓国)の方がたくさんいらっしゃいました。
それがかえってナゾの異国のような風情を醸し出していました。
夏の暑い時期に避暑気分で訪れるのもいいですが、紅葉に彩られた温泉郷は映画の中に迷い込んだような、非現実的な美しさが味わえます。
黒川温泉の公式HPなどをみると、なんか高そう・・・という印象を受けるかもしれません。
公式サイト:https://www.kurokawaonsen.or.jp/
しかしご安心あれ!
安いところなら一泊素泊まり数千円からのお宿があるので、節約旅行の目的地としても十分選択肢に入れることができますよ。
交通の便が良くないので注意
ご注意いただきたいのは、交通の便がお世辞にもよいとは言えないこと。
山奥+県境ということで、アクセスの手段が限られています。
JRはないので、マイカー・レンタカーでなければバスを利用することになるのですが、阿蘇駅から路線バスで60分程度、熊本駅から九州横断バスを利用した場合は3時間程度かかってしまいます。
しかも、前述の外国人観光客人気のため、バスが満員!ということも。
訪問する際は九州横断バスを予約しておかないと、思わぬ痛い目を見るかもしれません。
くれぐれもご注意ください。
とはいえ、手軽に行けないからこその楽しみもありますね。
行きづらいところにこそ行ってみたいという旅行好きの方に、特にオススメのスポットです。